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想いつながる座談会
伝承と発信
ふるさとに集い、様々な思いを共有できる場を残していきたい。
津波により甚大な被害を受け、現在は震災遺構となった荒浜小学校を拠点として、例年3月11日にイベントを展開している「HOPE FOR project」。風船を空に飛ばして大切な人に願いを届けたり、アーティストによる演奏を通じて被災地に思いを馳せたり、3月11日を思い思いに過ごせるプロジェクトだ。代表の髙山さんを始め、運営メンバーは「3月11日を過ごせる数少ない場を、大切に残していきたい」と、イベントの企画・運営に力を注いでいる。
2021.02.25
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伝承と発信
高校生が主体となって感謝の気持ちを伝え、希望の灯りが震災の風化を防ぎ、未来を照らす。
震災から1年が経過した2012年3月11日、「わたしたちは忘れない〜世界に伝える“ありがとう”〜」と題してロウソクを灯したコップで文字を描くキャンドルナイトを実施し、世界中からいただいた支援に対する感謝の想いを発信した。この希望の光は、これから復興へ進む道を照らす光となるものだった。その後も震災の風化防止と防災意識の向上を目的に事業は継続され、仙台青年会議所と学生ボランティアが連携しながら実施。毎年、心のこもった様々なメッセージが書き記された数千個の紙コップで、大きなキャンドル文字が作られてきた。2018年からは、毎年ボランティアで共に活動していた高校生が主体となる実行委員会が企画・実施していくことになった。実行委員会の皆さんが、これまでの歩みと今後の課題や展望について語った。
2021.02.12
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活動の広がり
日常と非常時との垣根をなくすために。「災害食」を通して、すべての人にもっと防災意識を高めてもらいたい。
私たちが経験したこと。それは普段できていないことは、災害時にもできないということ。身近な「食」を通して、防災・災害のことを考える機会を地域の中で提供する活動を行うユニークな団体がある。通称「FAS(ファス)」と呼ばれる宮城学院女子大学食品栄養学科の学生サークル「Food and Smile!」。メンバーのほとんどが東日本大震災を経験しており、その経験を踏まえ、避難所や家庭にある食材で作る衛生面・栄養面にも配慮した災害食レシピを考案している。今後「災害食」を通して防災活動の可能性をどのように広げられるか、未来に向けてその想いを語りあった。
2021.01.18
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防災の学び
絵本を通して東日本大震災の教訓を伝え、子どもにも大人にも防災を考えてもらえるきっかけを作りたい。
仙台白百合学園高等学校の特別進学コースでは、教科学習の他に探究活動も行っている。その一環として始まったのが防災の取り組みだ。これまでに外国人や高校生向けの防災・減災パンフレット、防災・減災を呼びかける絵本を作成し、社会の高い評価に結び付いていった。多くの反響が寄せられている絵本を作り上げた生徒の皆さんと、成長を見守る先生に、今までの活動や未来に向けた思いを聞いた。
2020.12.11
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活動の広がり
「誰かのために、何かをしたい」。過去・現在・未来――形は変わっても、変わらない想いがある。
あの日、東北学院大学の学生・教職員は、土樋・多賀城・泉、3つのキャンパスで未曾有の大震災を経験する。そのようななか土樋キャンパスでは、隣の敷地にあった東北大学のテニスコート(震災当時)が緊急避難場所となった。現在、東北学院大学「ホーイ記念館」が美しく建つその地を、当時は不安、焦燥、恐怖が埋め尽くしていた。しかし、それらを振り払うように、自分たちに何ができるのかを考え、行動した学生たちが礎となって、2011年3月29日、災害ボランティアステーションは産声を上げる。
2020.11.06
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