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震災から6年を迎える今、震災の経験と教訓を地域や世代を超えて、どのように「伝える」かが改めて問われています。このフォーラムでは、震災経験の伝承、地域防災の次代の担い手づくり、人々の多様性と防災などのさまざまなテーマから、「伝える」ことの大切さや今後の課題について理解を深め、経験や教訓を世界へ、そして将来へどのように受け継いでいけばよいのかを考えます。
▲ 昨年の仙台防災未来フォーラム2016の様子(仙台国際センター会議棟)
仙台防災未来フォーラムは国連防災世界会議の仙台開催から1周年を機に昨年3月に初めて開催され、今年で2回目となります。仙台市では、子供から高齢者まで、また、性別や国籍の違い、障害の有無などによらず、地域のすべての関係者が自助・共助を担う地域づくりを進めています。 本フォーラムは、こうした防災の担い手たちが自分たちの取り組みを共有・継承することで、新たなネットワークを⽣み出し、未来の防災に貢献することを目指して開催しています。
▲ 第3回国連防災世界会議開会式の様子(仙台国際センター展示棟)
2015年3月14日(土)~18日(水)に開催され、185か国の政府代表団、政府間組織、NGO、国際機関等から6,500人以上が参加し、成果文書として「仙台防災枠組2015-2030」が採択されました。仙台防災枠組は防災に関わる国際的な取り組みの指針で、期待される成果と目標、指導原則、優先行動、関係者の役割や国際協力等を規定しています。枠組の策定にあたり、我が国からも多様な主体の関与、防災・減災への投資と「より良い復興(Build Back Better)」の重要性などを提案し、その考え方が枠組の中に取り入れられました。