2025年4月4日
仙台市は、2025年3月8日に「仙台防災未来フォーラム2025 一人ひとりが主役 ともに創ろう防災の輪」を開催しました。
2025年3月8日(土) 9:30~16:30
仙台国際センター展示棟ほか
仙台市
宮城県、東北大学災害科学国際研究所
■仙台防災未来フォーラム2024
(1)発表:27団体
(2)ワークショップ:9団体
(3)ブース・ポスター展示:106団体
(4)ステージショー
(5)車両展示:1団体
(6)やさしい日本語防災かるた
(7)防災謎解き「災害都市からの大脱出」
(8)防災・減災スタンプラリー
(9)仙台防災未来フォーラム体験周遊ツアー
(10)Sendai Framework@10 Exhibition –「仙台防災枠組」採択10周年に寄せるパネル展示–
約 5,300人
年代・性別・国籍等を超えて共に防災に取り組んでいくダイバーシティの視点を持ちながら、「一人ひとりが主役 ともに創ろう防災の輪」をテーマとして開催しました。
1日を通して、復興・次世代への継承、防災・減災、地域防災や環境といった様々なテーマから、広い意味での「防災」について知る・考えるプログラムを実施し、140を超える出展団体が日頃の取り組み等について発信しました。
発表では、各団体の活動内容のほか、能登半島地震における災害対応や復旧について取り上げる団体も多く見られました。ワークショップでは、ボードゲームや避難時に役立つアイテムの製作を通して災害時の行動を考えるプログラム等が行われ、各回多くの参加者で賑わっていました。またブース出展では、学生による展示も多数行われており、会場内は活気に満ちた雰囲気に包まれていました。
ステージショーでは、自衛隊や仙台で活躍したスポーツ選手によるトークショー、毎年人気の「防災」+「サイエンス」を掛け合わせた「防災エンスショー」、小島よしおさんによるステージなどが行われ、子どもから大人まで幅広い年代の方で賑わいました。
さらに今年度は、3月7日~9日に世界防災フォーラム2025が開催されることを受け、やさしい日本語を使って防災用語を学ぶかるたや、外国人参加者向けに会場内を英語で案内する周遊ツアーなども実施しました。
クロージングでは、はじめに国連防災機関(UNDRR)政府間プロセス、機関間協力及びパートナーシップ部長スジット・モハンティ氏から仙台防災枠組推進への期待を込めた挨拶をいただきました。また、カマル・キショー国連事務総長特別代表(防災担当)兼 国連防災機関長より、「仙台防災枠組」採択10周年に寄せるパネル展示開催にあたってのビデオメッセージが寄せられ、駐日代表 松岡 由季氏より展示内容についてご紹介いただきました。東北大学災害科学国際研究所所長 栗山 進一氏による総括では、仙台防災未来フォーラムの意義や継続の必要性が述べられ、郡 和子市長による閉会挨拶では、災害の経験と教訓を未来につないでいく事の大切さについて発言がありました。
また、令和7年2月から3月にかけて岩手県大船渡市で発生した大規模山林火災により被害に遭われた方々への義援金を募集するため、仙台防災未来フォーラム2025会場内に募金箱を設置しました。集計した結果、総額7,397円となりました。ご協力いただいた募金は、日本赤十字社からの災害義援金として被災者の支援に役立てられます。皆さまからの温かいご支援・ご協力に感謝いたします。