2025年12月2日
令和7年10月18日(土曜日)に、高校生・大学生等を対象とした「仙台防災枠組講座 防災のテクノロジーを知って・学んで・活用しよう!」を開催しました。
まず、東北大学災害科学国際研究所の今村教授から、仙台防災枠組の基礎知識と、防災分野で活用されている最新テクノロジーについて詳しい解説がありました。続いて、本市の防災・減災アドバイザーである減災推進課の早坂政人主任により、仙台防災枠組における優先行動について解説が行われ、災害VRの体験もあり、参加者はより実感を伴って学ぶことができました。
さらに、仙台管区気象台の村上誠一気象防災情報調整官からは、キキクルの仕組みとその活用方法について、どのようなテクノロジーが使われているのかを具体的に紹介いただきました。最後に、株式会社インフォハントの安藤未希代表によるワークショップでは、生成AIの普及によって災害時に正しい情報を見分けることが難しくなっている現状について解説があり、事例を用いながら情報の見分け方のポイントを確認しました。参加者にとって、災害時に信頼できる情報を選び取るための実践的な知識に加え、仙台防災枠組の考え方や防災分野で活用される最新テクノロジーについて理解を深める貴重な機会となりました。
【講座概要】
■日 時 令和7年10月18日(土曜日)14時00分~16時00分
■主 催 東北大学災害科学国際研究所、仙台市
■会 場 TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口ホール5C
■参加人数 24名
■次 第
1. 開会
2. 講義
①「仙台防災枠組とテクノロジーの関連について」
講師:東北大学災害科学国際研究所 今村 文彦教授
②「防災・減災アドバイザーが解説!仙台防災枠組の優先行動とは」
講師:仙台市 減災推進課 早坂 政人 主任
③「キキクルの仕組みと活用方法」
講師:仙台管区気象台 気象防災部 村上 誠一 気象防災情報調整官
3. ワークショップ
「災害時の情報との向き合い方」
講師:株式会社 インフォハント 安藤 未希 代表
4. 閉会
【講座の感想】
・自分ができる範囲で防災活動を行っていれば、いつ災害が起きてもある程度対応できると考えたため、優先行動の災害リスクを管理するという点が日頃の防災において重要だと思った。
・大学生や、20歳代等の若年世代にとって、防災・減災意識を高めるための刺激になる講座だったと。
・デジタルやテクノロジー等を利用することで、今までにない視点で防災を考えることができた。
・仙台防災枠組を学校で同世代の方と共有する場を設けたい。
・SNSの情報、防災・減災の情報共に、何が本当で何が嘘なのかを見抜く事は、AIや技術の進歩で難しくなると思うので、対応できる「気に留めておく」ことを意識したい。



