2024年12月3日
令和6年10月3日(木曜日)に、「観光レジリエンスサミット開催記念 第3回観光危機管理ワークショップ×仙台防災枠組講座」を開催しました。
今回の講座は11月に仙台市で開催された災害時等における観光分野の強靭性や回復力(レジリエンス)をテーマとした国際会議「観光レジリエンスサミット」に関連し、観光危機管理に対する意識の向上・体制強化の促進を目的に開催された「観光危機管理ワークショップ」と共催し、市内の観光関連事業者、観光関連団体等が多く参加しました。
初めに、和倉温泉 多田屋より、令和6年1月の能登半島地震による被害や当日の様子、今後の課題について紹介がありました。
当室からは仙台防災枠組の概要や、仙台防災枠組の推進には民間事業者を含め様々な方が防災・減災に取り組むことが重要であることをお話ししました。次に、株式会社丸和運輸機関から自社のBCP体制や能登半島地震での支援について紹介があり、最後に「仙台市観光危機管理マニュアル」について意見交換が行われました。
総括では、観光レジリエンス研究所 髙松代表より、仙台市全体で「防災環境都市づくり」を推進していくことと、「観光危機管理マニュアル」の整備の両方を進めていく事で世界に誇れるまちづくりができるというお話しいただきました。
【講座の概要】
■日 時 令和6年10月3日(木曜日)13時30分~16時00分
■主 催 仙台市
■後 援 東北大学災害科学国際研究所
■会 場 TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口カンファレンスルーム7C
■参加人数 27名
■次 第
1. 主催者挨拶
2. 講義
①能登半島地震の経験と教訓
石川県和倉温泉 多田屋
②仙台市防災枠組について
仙台市防災環境都市推進室
③民間事業者の危機対策事例のご紹介
株式会社丸和運輸機関
3. 観光危機管理マニュアルについての意見交換
4. 意見交換
【講座の感想】
・多田屋さんの発災当日の状況やその後の対応、お客様の様子、今後の課題など、実体験に元づいて、リアルなお話を聞けて、とても参考になった。
【仙台防災枠組が今後の活動に活かせると感じたこと】
・4つの優先行動の実行については、各関係機関との連携がこれまで以上に必要。今回のワークショップを含めた継続的な取り組み等が必要と考えた。
・仙台防災枠組の詳細を確認し、自分の業務にどう活かせるのか確認したい。仙台に拠点を置く企業として、災害・防災について考えていくことは欠かせないと思った。
・旅行会社として、「復興ツーリズム」に関係した活動を進め、協力していきたい。