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令和3年度 ともに考える防災の未来 私たちの仙台防災枠組講座シリーズ「基礎から学ぶ仙台防災枠組~in 仙台防災未来フォーラム2022~」開催結果概要

2022年3月22日

 令和4年3月5日(土曜日)、「仙台防災未来フォーラム2022」の発表プログラムの一つとして、「基礎から学ぶ仙台防災枠組」を開催しました。

 今回の講座では、東北大学災害科学国際研究所の今村文彦所長より、「仙台防災枠組」採択の背景や内容について講義をいただきました。講義の中では、「仙台防災枠組」の持つ意義や4つの優先行動について解説され、市民のみなさんの活動が「仙台防災枠組」につながっていくことや、防災に取り組む際の目標や手段の大切さを、山登りを例に分かりやすくお話いただきました。

 続いて、日頃より防災に取り組んでいる二組より事例を発表いただきました。
 仙台市地域防災リーダー(SBL)の安保文尋さんからは、コロナ禍の中でも継続して実施している避難訓練について発表していただきました。マニュアルの作成や避難者受付の工夫など、他の地域でも取り入れられるような具体的な取り組みをご紹介いただき、聴講者の方々からも参考にしたいとの感想がありました。
 仙台白百合学園高等学校の森凜々子さん、尾﨑和花さん、千葉容子さん、松浦ももかさんからは、性的マイノリティの方も災害時に安心して避難できるようなピクトグラムの開発について発表いただきました。若い世代の方々による、「あたりまえ」を問い直す視点での取り組みに、聴講者のみなさんも気付かされ、励みになる発表となりました。

 最後に、東北大学災害科学国際研究所の泉貴子准教授より講評をいただきました。「仙台防災枠組」は国際的に重要な取り決めであるが、まだまだ対策が進んでいない国も多くある中で、今回発表された事例は、コロナ禍での対策や誰も取り残さないという点で、国内外で抱える課題に対する重要な取り組みであるとお話いただきました。


【講座の概要】
■日  時  令和4年3月5日(土曜日)10時~11時30分
■主  催  東北大学災害科学国際研究所、仙台市
■会  場  仙台国際センター展示棟 会議室2
■参加人数  48名

 

講座の様子


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