2019年8月21日
「仙台防災枠組講座シリーズ」令和元年度の第1回目の講座として、7月27日(土曜日)に、「多文化防災について考えよう!~仙台で暮らす外国人住民と一緒に学ぶ~」を開講しました。
この講座は、実際に仙台で暮らす外国人と一緒にワークショップを行い、日本人・外国人双方の立場から言語や文化の違いにより起こる誤解や行き違いについて考え、その解決方法を話し合うことにより、防災・減災の取り組みや相互理解の大切さについて学ぶことを目的としたものです。町内会で防災・減災に取り組む方や、SBL(仙台市地域防災リーダー)の方、企業、NPO、学生など合計38名の方が受講しました。
講座では、公益財団法人 仙台観光国際協会から「仙台市の多文化共生と防災上の課題」に関する講義があり、講師である東北大学災害科学国際研究所の今村文彦所長・泉貴子准教授から解説・コメントを頂きました。その後のワークショップでは、東日本大震災の避難所で実際に発生した課題をテーマとしたケーススタディを通して、「運営者・避難者それぞれの考え方」、「誤解や行き違いを発生させないための考え方や配慮」についてグループごとに話し合い、発表しました。
また、今村文彦所長からは仙台防災枠組と多文化防災の関連性についてミニ講義を行いました。
受講生からは、「今後は、地域住民と外国人住民との橋渡しや防災活動に力を入れて取り組みたい」「次回の防災訓練に多文化防災の企画を取り入れたい」「外国人住民の意見を直接聞くことができ、非常に有意義だった」などの感想がありました。
【講座の概要】
■日 時 令和元年7月27日(土曜日)14時~16時30分
■主 催 東北大学災害科学国際研究所、仙台市
■共 催 公益財団法人 仙台観光国際協会
■会 場 スタンダード会議室 仙台一番町ホール店 6階C会議室
■参加人数 38名
講座の詳細とアンケート結果についてはこちら(PDF:1,365KB)