防災環境都市・仙台 仙台市では「杜の都」の豊かな環境を活かしながら、
災害に強いまち「防災環境都市づくり」を進めています。

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紙芝居で伝える、子どものための防災教育。


紙芝居「じしんのときの おやくそく」上演
宮城教育大学 幼児教育コース
前列左から
木村 ゆいさん  松浦 小百合さん  藤島 奈々さん
後列左から
佐藤 洋佑さん  吉田 彩菜さん


昨年の11月26日、世界防災フォーラム会期中における仙台市主催イベント「せんだい防災パビリオン」で、防災教育紙芝居「じしんのときのおやくそく」の読み聞かせを披露しました。会場となった国際センター駅の「青葉の風テラス」には、午前の部、午後の部あわせて150人を超えるお子さんとそのご家族が集まり、地震が起きた時に小さなお子さんがどんな風に行動したら良いかを楽しみながら学んでもらいました。私たちにとっても、大変良い体験ができたと思います。


▲ 忍者の衣装をつけて熱演する宮城教育大学幼児教育コースの皆さん
▲ 忍者の衣装をつけて熱演する
宮城教育大学幼児教育コースの皆さん

私たちは宮城教育大学の幼児教育コースで、子どもの発達と教育に関して幅広く学んでいます。 今回のパビリオンへの参加は、担当教授の佐藤哲也先生へお話があり、3 年生のメンバー14名の中から私たち5人が出演することになりました。上演したのは、防災専門家の知見と㈱ベネッセコーポレーション(こどもちゃれんじ)のノウハウをいかして(公財)ベネッセこども基金が制作した保育園・幼稚園向けの紙芝居です。1ヶ月半くらい前から3 年生の皆と意見を出し合い、忍者の衣装を着け、歌やダンスを取り入れるなど、子どもたちの気持ちを惹きつけ、実際に体を動かしながら災害から身を守るための行動を身につけてもらえるよう、さまざまな工夫を凝らしました。


▲ 防災教育紙芝居「じしんのときの おやくそく」((公財)ベネッセこども基金制作)
▲ 防災教育紙芝居「じしんのときの おやくそく」
((公財)ベネッセこども基金制作)

私たちは、幼稚園や小学校の先生として教育の現場に立つことを目指していますが、その際受け持つ子どもたちは震災を体験していない世代になります。震災からまもなく7 年が過ぎ、私たち自身も少しずつ危機感が薄れていると感じます。震災を知らない子ども達に、これから起こるかも知れない災害時の身の守り方や避難のしかたを楽しみながら体で覚えてもらうと同時に、震災で私たちが経験した恐ろしさや知見を、風化させることなくしっかりと伝えていきたいと思います。



宮城教育大学・幼児教育コース

宮城教育大学の幼児教育コースでは、幼児教育の歴史や思想、子育ての習俗等について幅広く学ぶと同時に、幼稚園や保育所などの保育現場と連携したさまざまな活動を実践している。

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