防災環境都市・仙台 仙台市では「杜の都」の豊かな環境を活かしながら、
災害に強いまち「防災環境都市づくり」を進めています。

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仙台に住む外国人とともに災害に備える

仙台白百合学園高等学校2年 SGH
外国人向け防災・減災パンフレット 「Look Before You Leap」開発グループ
(写真左から)

佐藤 亜美さん  熊耳 優佳里さん  佐々木 沙菜さん
大畑 結さん
(イベント発表写真左)

私たちは「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」の総合学習で、1年生の4月から課題解決型の探求活動を続けています。それぞれ小学校5年生の時に、南相馬市、亘理町(浜吉田)、仙台市で震災を体験しました。災害時における弱者とされる人々への支援について調べるうち、15ヵ国以上の外国人の方々が犠牲となっていること、その支援体制の多くが改善されていないことを知りました。

台湾への研修旅行では、台中にある東海大学(TunghaiUniversity)の先生方や学生の皆さんとのディスカッションのために日本語版と英語版の資料を作成したほか、現地の災害時パンフレットを読み解きました。その中で、外国人の犠牲の多くは、「防災意識の低さ」と「言葉の問題」にあると考えるようになり、改善のために私たちの視点で考え、英語版と日本語版の「外国人向けの防災・減災パンフレット」の開発に取り組むことにしました。

パンフレットのタイトルは、「転ばぬ先の杖」の英訳で、「LookBeforeYouLeap」です。「災害で飛び上がる前に見てください」という意味を込めました。作成に当たり、仙台に住む外国人の方々へのアンケート調査や、外国人向けの防災訓練に参加したほか、東北大学災害科学国際研究所の今村文彦所長や佐々木宏之助教などのたくさんの方々にアドバイスをいただき、外国人の方々に必要な内容を考えました。例えば、地震と津波への備え方、安全な避難の仕方、避難所での過ごし方、災害伝言ダイヤルについて、やさしい日本語や英会話、聖書の言葉など・たくさんの内容を盛り込んでいます。ひとつの形になりましたが、これがゴールではなく、多くの方に見ていただきながら改良を加え、皆さんに役立ててもらいたいと考えています。「仙台防災未来フォーラム2017」でも、この活動について発表しますので、ぜひご来場ください!


▲仙台市主催イベントでの特別発表の様子

   ▲制作した外国人向け防災・減災パンフレット  左:日本語版 右:海外版

仙台白百合学園高等学校のスーパーグローバルハイスクール(SGH)としての取り組み

平成 27年4月より、文部科学省からSGHの指定を受け、「社会から忘れられがちな人々に共感し、他者に尽くす奉仕の心を持って、問題の解決のために主体的に行動できる人」(グローバルサーバントリーダー)の育成を目指した課題解決型探求活動の実践を開始しました。
教育・医療 福祉・食・環境・企業の5つのテーマから生徒たちが自ら課題を設定し、現在もさまざまなプロジェクトが動いています。
3月には「第1回東北地区SGH課題研究発表フォーラム in 杜の都」や「SGH甲子園の本選」にも出場します。
仙台白百合学園高等学校 TEL 022-777-5777 ホームページ:http://www.sendaishirayuri.net/

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