防災ワークショップ
震災の際、避難所では女性がさまざまな不便や困難を抱えましたが、その背景には、避難所運営について決定する場への女性の参画の少なさがありました。そこで、平常時から地域防災に女性をはじめさまざまな人が参画できるよう、(公財)せんだい男女共同参画財団では、市民と協働で、多様な意見を生かした避難所運営を考えるワークショッププログラム「みんなのための避難所作り」を作成しました。仙台市地域防災リーダー(SBL)のフォローアップ研修で活用されたほか、市民センターや社会学級、子育て支援施設などでワークショップを実施しています。
避難所で起こった課題を題材にして、参加者同士で話し合い、さまざまな意見や知恵を出し合うことにより、「みんな」が納得できる解決策を生み出すことを体験できます。
東日本大震災では、避難所運営や復興の過程で女性が十分にリーダーシップを発揮することができない場面が多くみられました。災害に強いまちづくりには女性の人材育成が重要なことから、平成28年(2016年)より、地域でまちづくり等に関わる女性向けの研修プログラム「決める・動く」を実施しています。
令和4年(2022年)度までに155人が受講。年度ごとに修了者ネットワークが結成され、定期的に活動しています。修了者は世界防災フォーラムや仙台防災未来フォーラムへの登壇のほか、エル・パーク仙台「女性と防災コーナー」で開催するミニイベントでの実践報告を通し、女性が地域でリーダーシップを発揮する重要性を発信しています。
「決める・動く」は「仙台防災枠組に関する自発的な取り組み」として、仙台防災枠組ボランタリー・コミットメント(SFVC)に掲載されています。
お問い
合わせ市民局男女共同参画課
022-214-6143
sim004180@city.sendai.jp