防災環境都市・仙台 仙台市では「杜の都」の豊かな環境を活かしながら、
災害に強いまち「防災環境都市づくり」を進めています。

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まちづくり

南蒲生浄化センターの復旧

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津波にのまれる南蒲生浄化センター(平成23年3月11日) 津波にのまれる南蒲生浄化センター(平成23年3月11日)

仙台市の下水の約7割を処理してきた南蒲生浄化センター。震災の10mを超える津波により、構造物の破損や機械・電気設備の水没、流出、送電鉄塔の倒壊などの壊滅的な被害を受け、処理機能が停止しました。

市民生活に不可欠なインフラであるため、センター内のがれき処理やライフラインの復旧と並行して早期復旧に向けた方法の検討を進め、平成23年(2011年)9月には、従前の機能回復にとどまらない復旧方針を決定。約1年の設計期間を経て、通常なら10年を要するとされた施工期間をほぼ3年に短縮させることに成功しました。

省エネで環境負荷の少ない新設備

復旧後の南蒲生浄化センター 復旧後の南蒲生浄化センター

最初沈殿池、最終沈殿池を2階層化、反応タンクを深槽式としてコンパクトにするとともに、津波高T.P.+10.4m(※)に対応するように施設をかさ上げし、建屋に耐水扉を設置することで、東日本大震災クラスの津波に耐えうる施設となりました。
また、電源を喪失してもポンプを使用せず、最低限の下水処理を行い放流できるルートを確保するとともに、太陽光発電設備も設置。使用電力の抑制に役立つ小水力発電も新たに設置しました。 「仙台防災枠組」には、災害発生後の復旧において、災害発生以前と同じ状態に戻すのではなく、次の災害発生に備えてより良い状態にするという考え方、「より良い復興(Build Back Better)」が取り入れられました。南蒲生浄化センターは、まさにその考え方を具現化した施設となりました。

※ T.P.(Tokyo Peil)とは日本の水準測量の基準点となる東京湾平均海面

 
  • 小水力発電小水力発電
  • 太陽光発電太陽光発電
 
  • 水処理施設の配置図水処理施設の配置図

 

お問い
合わせ
建設局南蒲生浄化センター
022-258-1095
kos011170@city.sendai.jp

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